木曜日, 11月 27, 0020

日本日記 にじゅうはち

「朝鮮半島の明日」 

今日早稲田で韓国の民主党代表「丁世均」氏の講演があって、聞きに行った。
「朝鮮半島の明日」というテーマでアジアセミナーが開かれ、南北朝鮮の関係、日朝・日韓関係、歴史問題などについて1時間半お話をしてくれた。民主党は金大中元大統領がいた党で、南北統一はこの党の一つの中心的政策だと言える。李明博政権は保守的で、金大中が築いてきた南北関係が少しづつ後退してきているのではないだろうか、と丁代表はおっしゃってました。

歴史的保障に関する質問に対しては、「この問題は経済的問題ではなく、歴史的次元の問題だ」ということを強調されていて、ドイツが隣国と戦争後の問題解決をした方策について両国が学ばなければならないし、本当の歴史は一つであるはずだから、誤った歴史を教えないことが大切だと述べておられました。あとは、両国が抱く感情的な問題もあるだろうということです。

それから、日本の人にもっと韓国を知ってもらう機会として、留学制度(奨学金制度)を将来的には設けると、講演の中で約束されてました。

あと、韓国人の留学生が、歴史問題について「韓国が北朝鮮を許して太陽政策に取り組んだように、韓国側が先に日本の植民地を許す方向で手を差し伸べるのは可能か」という質問に対しては、まず、「お互いあなたから先に、という思考が働いてしまうから、それは難しい問題ではあるし、確かに過去にこだわり過ぎて未来を見ないのはいけない、ただ、起こった歴史的事実は一つで、加害者と被害者が事実として存在する以上、韓国側からそれを譲歩するというのは、南北関係の克服とは別の問題であるのではないだろうか」というような内容が述べられていて、両国が過去に背を向けず、相互理解を構築して、歴史問題を解決するのが重要だとおっしゃってました。

丁代表の歴史に対しての考えは、この前読んだ、「戦争責任・戦後責任」の内容と近いものがあった気がする。

現時点では野党ですが、韓国の現民主党の考え方がこういう方向性なんだなぁって知ることができてよかった。(在日の話はあんまりでなかったけどね、少数派やもんねぇ)いつかドイツみたいに、南北に分かれた朝鮮が一つになればいいなぁと思うけどなぁ。韓国の大きな政党のトップがそういう未来を見据えてくれてるって少し安心です。在日だけが思っててもあかんからなぁ。

ま、なんかすごいよさそうなオープンな思考の人だったかな。あまりうまいこと説明できてないから硬く感じるかなぁ。しかも私の勝手な解釈も含まれてるかもしらんしなぁ。ちゃんとメモっとけばよかった。。。

まー要するに、南北統一も視野に入れているし、日朝・日韓関係もこれからの東アジア共同体というものを構築していく上では大切だと。そのためには歴史に目をつぶってては話が進まない。ということを言っていた気がします。こんなに日韓関係も文化的な部分を通してよくなってて(ヨン様の話も出てました(笑))、なのにいつも歴史問題(植民地、竹島、従軍慰安婦問題)になると一気に亀裂が入ってしまうこの関係をどうにかしないとって。

韓国に留学したいなぁ~(^0^)

最近なんか脳みそが。。。やばい(・_・)