日曜日, 11月 23, 0020

日本日記 にじゅうなな

ほぉ~。。。

いやぁ、無事サーフィンから昨日戻りました。冬の海に入るのは意外と気持ちいいものだな、と新しい発見をしました。めっちゃいい天気で、またシミが増えると心配しながらも、結構楽しみました。やっぱ海大好きやわー。でも終わったくらいから体が冷えすぎてか異常な腹痛におそわれ、夜寝るまで苦しむはめに(笑)またちかぢか行く気まんまん。林さん一緒に来てくれてありがとぅー。また行きたい人いっぱいさそって行きたい。うまくなりたーい!

さて、昨日とはガラッと変わって、今日は朝から夕方まで「無国籍者から見た世界ー現代社会における国籍の再検討」っていう国連大学で開かれたフォーラムに参加してきました。日本には約2000人の無国籍者が生活してるらしい。運転免許とか外国人登録の国籍欄には、「無国籍」と記される。実際そういう人たちがパネラーになって、自分たちの経験とか直面してる問題を語ってくれた。いろんな要因があって無国籍っていう状況にいる人たち、やっぱり生活していくのに無国籍って大変で、在留許可(定住許可とか永久許可とか)があれば、「在日」の「朝鮮」(籍)の人と似たような状況かなぁ、在留許可がなければ、非正規滞在者と似たような境遇っていったらイメージできそうな感じかなぁ。日本に入国すると、在留許可がない人は、無国籍やから送り返す国がないし、仮放免って形になって、毎月役所で面接して、住んでる県からでるのにも許可がいる状態。いろんな歴史的事情があってそうなってるのに、出身国側にも登録がないし、国自体がもう存在してなかったり、受け入れ側も受け入れに好意的ではないから両側で厄介払いされることが多いみたい。「在日コリアン」の話もちょこちょこ出てきた。アイデンティティの問題とかで、無国籍者の中でも帰化することに抵抗を感じたり、帰化する手続きの内容に疑問を感じたり、状況は違ってもやっぱり似たような問題に直面するんやなぁ、と感じた。

言うたら、今「在日コリアン」の中でも「朝鮮」って身分証明に書かれている人の中には、事実上無国籍状態の人もいるから。ほんと事情が似てるところがあると思う。「朝鮮」っていうのは、日本の植民地から解放後、韓国、北朝鮮がまだ正式に存在してなくて、日本が外国人登録令を交付した際に、外国人登録の便宜上、出身「地域」として、一斉に「朝鮮」と記した。だからその「朝鮮」というのは現在の「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)」の国籍を意味しているわけではない。要するに、「朝鮮」と表示されている人のなかには、本当は、今で言う、「韓国」から来た人(大多数)もいれば、「北朝鮮」出身の人もいるし、(もし両国に登録できなければ)無国籍者という状況の人もいる。1948年に大韓民国が正式に国として樹立されて、韓国、朝鮮という形の選択肢が出てきた。で、「朝鮮」というのを、そのままにしている人の中には、実際北朝鮮が故郷の人もいれば、北と南を一つとして考えているからこそあえて韓国籍にしないひともいるし、理由はさまざまで、無国籍者についてのフォーラムやったけどそういう話も出てきたし、日本で住んでる「移民」の総括的な問題を考える機会になった。なんかぜんぜんまだ頭の整理がついてないし、うまいこと説明できひんけど、身近にそういう人たちが普通にいて、気づかないだけのことも山ほどある。

日本にもこういういろんな状況で生活してる移民の人たちが増えてきてて、こういう問題に関心を向けることがどんどん必要になってきてると思う。

国籍が絡むといろんな社会保障の権利とか政治的権利にかかわってくる。それを定めてる憲法、法律の影響もある。アイデンティティの問題も出てくる。なんか、ほんとめちゃくちゃですが、まだまだ学ばないといけないことが多いなぁと実感しました。

頭いたいので、ハウルの城でも見ながら寝ます。おやすみ~。